保険会社は大手から始まり比較的小さな規模までを合わせるとその数は多くなりますが、そのほとんどすべてが学資保険を扱っています。
このように多くの保険会社が学資保険を販売していますが、これを裏返して言えばそれだけ選択肢が多いということになります。
また同じ学資保険でも貯蓄タイプに重点を置いている保険会社と各種保障に重点を置いている保険会社や商品があります。
ただし保障重点の場合はすでに加入している保険と重複しないようにするのがベターでしょう。
ここで保険の掛け捨てと積み立てについておさらいをしてみますと、掛け捨ての生命保険は有効期限中の保障はされますが、途中解約あるいは満期解約時に受け取れる解約返戻金や満期金の額が少ない、あるいはゼロです。
その代わり支払う保険料が安く抑えられているのが特徴です、
一方で積み立ての生命保険は有効期限中の保障をして、なおかつ途中解約で戻る解約返戻金や満期時の満期金があります。
ただしその分だけ掛け捨てよりも保険料が高くなります。
このような特徴を見ると掛け捨てと積み立ての学資保険においてのメリット・デメリットが明らかになりますが、保険の目的次第で使い分ければどちらも大きな安全を買えるという点では同じと言えます。
保険会社はこの両方を商品として販売するというよりはそれぞれの得意分野があるようで、学資保険を検討する際には積み立てタイプの商品を主力にしている保険会社を選ぶことになります。
したがって学資保険への加入を検討する場合に保険会社を選ぶ基準や条件で最重要なことは返戻率ということになります。
すなわち積み立てということは貯蓄と同じことですから、そうなると利息が高利回りのものが良いことになります。
保険会社は契約者からの保険料を効率よく運営することで成り立ちますが、同時に契約者への配当も念頭に置いています。
それが学資保険の返戻率の高低としてあらわれます。
したがって学資保険の保険会社を選ぶ際にはその商品の返戻率がどうなのかを見極めることが大切になります。