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学資保険に関する単語の意味

契約の内容の正確性を期するために保険用語の単語がありますが、専門性があるので一般人には理解しにくいことがあります。
それに今昔で学資保険もずいぶん変わったものです。
学資保険に加入する前も実際の場でも意味が分かりかねる単語は必ず理解する必要があり、単語の意味を理解しないで契約をすると、意思に沿わない契約になるリスクがあります。
実際に選ぶ前に学資保険の基礎知識を蓄えておきましょう。

まず、保険契約者という単語は、保険金を支払う人のことで、通常は子供の親になりますが、満期保険金を受け取る対象者ではありません。
次に、被保険者とは、学資保険の保障を受けることができる人のことで、通常は保険契約者の子供のことです。
学資保険での受取人という単語の意味は、保険会社から保険金を受け取る資格がある人のことで、学資保険では被保険者である子供です。
ここまでは契約の際の保険料の毎月の支払いと満期時の受け取りの当事者たちを指す単語です。

学資保険に加入、つまり契約すると、保険料という単語が出てきますが、これは保険契約者が保険会社に支払うお金のことです。
基本として保険料の金額は保険契約者と被保険者が学資保険に加入する時の年齢が低いほど安くなります。
学資保険特有の単語に満期学資金あるいは祝い金があり、満期学資金は満期保険金とも言い、契約期間が終了した時に支払われます。
祝い金という単語は満期になる前に教育資金が必要になった場合に保険会社から被保険者に支払われるお金のことで、一般的には給付金とも言います。
追記しますと、給付金とは被保険者である子供が病気やケガで入院したり、万一のことで死亡した場合にその子供に対して支払われます。
保険料を支払っている保険契約者に支払われるのではないことを理解する必要があります。

さて、学資保険の保険料の支払いを続けていくと契約の全額支払いが終わります。
この時点で満期学資金が保険会社から被保険者に支払われますが、ここで学資保険の返戻率という単語が出てきます。
返戻率は(へんれいりつ)と読み、契約した満期学資金に対してそれまでに支払ってきた保険料の金額との割合のことです。
たとえば満期になった時に300万円を受け取れる契約で実際に支払った保険料が300万円であれば返戻率は100%になります。
支払い済みの保険料が300万円以下であれば返戻率は100%以上になりますし、300万円以上だと返戻率が100%以下になります。
すなわち、満期学資金÷保険料の総支払額×100の計算式で出た割合率のことです。

返戻率は高いほうが貯蓄性があることになりますが、100%を下回ると、元本割れという単語が使われます。
すなわち支払った保険料の総額が元本ですから、満期学資金の受け取り額がそれよりも少ないことが元本割れで、保険料の支払い損をすることになりますから元本割れは避けなければなりません。
もうひとつ育英年金という単語が学資保険で使われますが、これは保険契約者に万一のことがあり、保険料を支払へ無くなった際に、その日を起点として契約した保険期間が満了するまで被保険者に支払われる給付金のことです。
ちなみにこのオプションがある学資保険は保障型で、通常保険料が割高になります。