現在市場にある学資保険は数が多く、そのいずれもが自社のメリットを謳っていますが、その内容を見ますと必ずしもメリットではないように見受けられる商品もあるようです。
たとえば、兄弟が加入すると返戻率が高くなる割引を適用するという学資保険がありますが、これは一人っ子の場合は意味がありません。
また110％以上の高い返戻率と言う場合、それを保証するとまでは言い切るのではなく、実績があるということのようです。
学資保険の保険料は保険会社などが運用することで利益を上げるからこそ高い返戻率があるわけですから、すべては運用の仕方次第とも言えます。
また契約者の万一のことがあった場合の契約内容で育英資金を給付する、あるいは子供に万一のことがあった場合は医療費や死亡保険金を支払うとなると、ある意味では学資保険の枠を超えた生命保険とも受け取れます。
このようなオプションは学資保険が生命保険に含まれているからですが、この点をどう受け取るかによってもおすすめの学資保険プランは変わってきます。
すなわち万一に重点を置くか置かないかということにもなります。
学資保険の契約者100人を対象としたある調査によりますと、そのうちの4分の1が返戻率110％以上の実績がある商品を選んでいます。
次いで多いのがやはり高返戻率の商品を選んでいます。
この調査によりますと対象の100人のうちの70人、すなわち70％は高返戻率が魅力だと回答しています。
人気の学資保険は返戻率で選ぶ人が多いようです。
長年にわたり支払いを続ける学資保険は今では単なる将来の教育資金に充当するという本来のありかたよりもむしろ貯蓄性を重視するという傾向がこの調査かラ読み取れます。
すなわち一般論的ですがおすすめの学資保険は高い返戻率が期待できる商品ということのようです。
ただし人によっては貯蓄性よりも万一を重視しますから、そのような人へのおすすめ商品は元本割れを承知の上で、手厚い万一保証がある商品ということになります。
ちなみにこのような場合の元本割れは万一だということであり、最初から満期保険金が100％以下と決まっているわけではありません。
